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ついにLinuxデスクトップのシェアが5%に到達、アメリカの複数の指標で5%超え


Windowsのメジャーアップデートの時期には「古いPCにLinuxをインストールして活用!」といった話題が盛り上がりますが、依然としてWindowsが圧倒的なシェアを占めています。そんな中、複数の指標でアメリカにおけるLinuxデスクトップのシェアが5%を超えたことが明らかになりました。

Desktop Operating System Market Share United States Of America | Statcounter Global Stats
https://gs.statcounter.com/os-market-share/desktop/united-states-of-america

analytics.usa.gov | The US government's web traffic.
https://analytics.usa.gov/

Data Explorer | Cloudflare Radar
https://radar.cloudflare.com/explorer?dataSet=http&groupBy=os&dt=52w&loc=US&filters=deviceType%253DDesktop%252CbotClass%253DLikely_Human

ウェブトラフィック解析サービスを展開するStatcounterがまとめたアメリカにおけるデスクトップOSのシェア推移グラフが以下。Linuxデスクトップのシェア(赤線)は徐々に増加し、2025年6月に5.03%に到達しました。


アメリカ政府は「アメリカ政府のウェブサイトのトラフィックに関する分析結果」を公開しており、公開情報の中にはユーザーの使用OSも含まれています。2024年のOSシェアを確認すると、Linuxは4.5%でした。


そして、2025年のOSシェアではLinuxが5.8%に伸びています。


CDNプロバイダーとして世界中にサーバーを配備しているCloudflareもトラフィック分析結果を公開しています。アメリカにおける過去1年のデスクトップOSシェアの推移を確認すると、Linuxのシェアは2024年7月1日時点では2.7%でしたが、2025年7月1日には4.4%にまで増加しました。5%には届かなかったものの、かなりの増加率です。


ちなみに、日本における2025年7月1日時点のデスクトップOSシェアを確認すると、Linuxのシェアは1.4%でした。


なお、Linuxデスクトップには「素の状態では、Windows向けのアプリが動作しない」という問題がありますが、Wineなどの互換レイヤーをインストールすることである程度のアプリを動作させられます。特にゲームにおいてはSteam開発元のValveによって「Proton」と呼ばれる互換レイヤーが開発されており、かなりの数のSteam向けゲームがLinuxで動作するようになっています。ゲームによっては「WindowsよりLinuxでプレイする方が高速」という状況も生じています。

SteamOSではWindows 11よりもゲームが高速に動作することが判明 - GIGAZINE

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in ソフトウェア, Posted by log1o_hf

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