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「どの都道府県の給与が高いか」や「人口と給与は関係あるのか」など日本の膨大な情報を見やすく表示するダッシュボード「Japan Dashboard」をデジタル庁が公開したので使ってみた


内閣府とデジタル庁が経済・財政・人口・暮らしに関する情報を見やすくまとめた「Japan Dashboard」を公開しました。都道府県ごとの人口や平均給与などを確認したり、各種情報の相関関係を調べたりすることができてデータ好きにはたまらないダッシュボードとなっています。

Japan Dashboard(経済・財政・人口・暮らしに関するダッシュボード)とデータカタログ|デジタル庁
https://www.digital.go.jp/resources/japandashboard

Japan Dashboardでは人口に関する指標や経済に関する指標など合計691指標をサクッと確認できます。


各種指標を閲覧するには、まずJapan Dashboardの公開ページにアクセスして説明を読みながら下方向にスクロールします。


すると、指標が表形式で表示されます。今回は図で確認したいのでそのまま下方向にスクロール。


ページをスクロールしていくと都道府県ごとの指標を確認できる画面が表示されます。初期状態では各都道府県の人口が表示されています。


スマートフォンだと以下のように小さく表示されるので、PCやタブレットで閲覧するのがオススメ。


左側のメニューで表示する指標を変更できます。例えば「15歳未満の人口」をクリックすると各都道府県の15歳未満の人口が表示されます。


大分類で「経済」、中分類で「所得・課税」、指標で「現金給与総額・1人当たり」を選択すると、各都道府県の給与の高さが一発で分かります。


「指標をグラフでみる」をクリックしてから「数値順」をクリックすると、都道府県を給与の高い順に並び替えたグラフを表示可能。東京が最も高く、その後に愛知、大阪、神奈川と続いています。


さらに下方向にスクロールすると、2つの指標の関係性を確認できる画面が表示されます。この画面ではY軸とX軸の指標をそれぞれ指定して、2つの指標の関係性をチェックできます。


例として人口と給与の関係性を確かめてみます。まず、「Y軸の指標を選ぶ」をクリックしてから大分類は「経済」、中分類は「所得・課税」、指標は「現金給与総額・1人当たり」を選択。


続いて「X軸の指標を選ぶ」をクリックして、大分類は「人口」、中分類は「人口」、指標は「人口総数 | 人口推計」をクリック。


これで、人口と給与の関係性を確かめられるようになりました。相関の強さは0.76(1に近いほど相関が強い)です。東京、大阪、愛知、神奈川などを見ると人口に比例して給与が上がっているようにも見えますが、人口の比較的少ない都道府県は団子状になっていて相関が弱めです。


Japan Dashboardでは、上記のように数多くの指標を確認したり関係性を調べたりすることが可能。以下のように4種の指標を並べて表示する機能も用意されているので、データ好きなら何時間でも触り続けられます。

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in レビュー,   ウェブアプリ, Posted by log1o_hf

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