Googleが広告以外の収益を生み出せるGoogle Ad Managerツール「Offerwall」をリリース、効果はどれくらいあるのか?

GoogleがGoogle Ad Managerの新機能として「Offerwall(オファーウォール)」をリリースしました。Offerwallを用いるとウェブサイトに「有料プランの案内」などをオーバーレイ表示することが可能で、収益手段を確保できるとアピールされています。
Monetization options that prioritize audience choice
https://blog.google/products/ads-commerce/offerwall-gives-publishers-more-options-audiences-more-control/
Googleは検索結果ページの上部に各ページの内容をAIで要約した「AIによる概要」を表示しています。この「AIによる概要」は2025年4月時点で月間15億人が利用しているのですが、ウェブサイトの管理者からは「AIによる概要」の登場によってウェブサイトへの訪問数が激減したという報告が上がっており、各種ウェブサイトの運営が危機に陥っています。そんな中、Googleは広告以外の収益を確保できる手段としてOfferwallをリリースしました。
Offerwallを用いると、ウェブサイト上に各種機能を持った画面をオーバーレイ表示できます。以下の例では「ウェブサイトの有料プランの案内」を表示しています。

「興味のあるカテゴリを選択する画面」を表示することも可能。

以下のように、ウェブページを閲覧しようとするユーザーに対して「短い広告を見る」「自分の興味ある事柄を登録する」「サブスクリプションプランに登録する」といった選択肢を提示することもできます。

Googleはすでに1000以上のパブリッシャーを対象にOfferwallのテストを実施しており、Offerwallを採用したパブリッシャーは収益が平均9%増加したとアピールしています。

Offerwallは日本語にも対応しており、導入方法などは以下のヘルプページにまとまっています。
オファーウォール メッセージについて - Google アド マネージャー ヘルプ
https://support.google.com/admanager/answer/13860694?hl=ja

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in ソフトウェア, Posted by log1o_hf
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