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ウォルマートがドローン配達の規模をさらに100店舗拡大へ、Google兄弟企業のWingが協力


2021年からドローン配達を展開しているアメリカの大手小売店チェーン・ウォルマートが、さらにアトランタやヒューストンなどの都市の合計100店舗でより迅速に荷物を届けられるドローン配達を導入する方針を明らかにしました。これで、ウォルマートのドローン配達が利用可能な州は5つに増えます。

Wing and Walmart announce world’s largest drone delivery expansion
https://wing.com/news/wing-and-walmart-announce-world-s-largest-drone-delivery-expansion-ever


Walmart to expand drone deliveries to three more states
https://www.cnbc.com/2025/06/05/walmart-expands-drone-deliveries.html

Wing and Walmart are bringing drone delivery to 100 new stores | The Verge
https://www.theverge.com/news/680723/walmart-wing-drone-delivery-expand-cities-100-stores

ウォルマートは「荷物のドローン配達」をアメリカで最も早く導入した企業で、2021年にドローン技術スタートアップ・DroneUpと協力してアーカンソー州でドローン配達を開始しています。


今回、ウォルマートはAlphabet傘下のWingと組んで、100店舗規模でサービスを拡大することを明らかにしました。ユーザーはWingのアプリを通じてドローン配達を依頼。店舗から最大6マイル(約9.6km)まで荷物を配達してもらうことができます。

ウォルマートのシニアバイスプレジデントであるグレッグ・キャセイ氏によると、ドローン配達がよく利用されるアイテムは卵、アイスクリーム、ペットフード、バナナ、レモンなどで、時々、急病で必要となる風邪薬や解熱鎮痛剤を運ぶケースもあるとのこと。

なお、DroneUpと組んでいた時代の最盛期は、アリゾナ州、アーカンソー州、フロリダ州、テキサス州、ユタ州、バージニア州にある37の店舗でドローン配達サービスが利用可能でしたが、DroneUpとの協力関係を解消してWingと組み直しているため、サービス範囲がそのまま拡大しているわけではなく、現行のサービス利用対象はアーカンソー州、フロリダ州、ジョージア州、ノースカロライナ州、テキサス州の5つとなっています。

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in ハードウェア, Posted by logc_nt

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