アヤシイ人が来たかどうかすぐ専用モニターやスマホから確認・応答できる「SwitchBotスマートテレビドアホン」&追跡タグが緊急時のブザーにもなる「SwitchBot防犯ブザー」で日常を便利にしつつセキュリティ意識を向上させてみた

玄関にラクラク設置できるカメラ付きのドアホン「SwitchBot スマートテレビドアホン」は専用モニターやスマートフォンと連携し、来客者の映像をモニターでチェックしたり、不在時でも外出先からスマートフォン経由で来客を確認したりできます。また、緊急時には防犯ブザーとして機能する「SwitchBot 防犯ブザー」はアプリと連携して落とし物トラッカーとしても使えるという便利アイテム。どちらも「普段はいわゆるIoT機器として便利に使いつつ、緊急時には安全を確保できる」ものとして活用できるはずなので、実際にどのような感じで使えるのかを試してみました。
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・目次
◆SwitchBot スマートテレビドアホンレビュー
◆SwitchBot 防犯ブザーレビュー
◆まとめ・セール情報
◆SwitchBot スマートテレビドアホンレビュー
SwitchBot スマートテレビドアホンのパッケージ。

内容物はSwitchBot スマートテレビドアホンのモニター、子機、説明書類、小物が入った小箱。

SwitchBot スマートテレビドアホンはモニター親機と玄関子機に分かれています。以下は室内に設置するモニター親機。スマートドアホンには「ドアに設置するベルだけがあり、映像はスマートフォンで確認する」というものもありますが、SwitchBot スマートテレビドアホンは専用のモニターがセットになっているため、連携も簡単で映像もキレイです。モニター親機には「モニター」「再生」「電気錠」「メニュー」という4つのボタンと、「通話」「終了」の大きなボタンがあります。

モニターのサイズは高さ125mm×幅129mm×厚さ29mm。iPhone16とサイズを比較すると以下のような感じ。

モニターの重さは実測で328g。

モニターの裏面。

裏面のカバーは外すことができます。壁に設置する場合は、カバーを外して専用の壁掛け金具に引っかけます。

左側面にはmicroSDカードスロットとリセットボタンがあります。

microSDスロットにはあらかじめmicroSDがセットされていました。microSDはカチッと押し込むと取り出すことができました。

右側面にはスピーカー。

上部には特に何もありません。

下部にはケーブルが伸びているほか、机などに立てて使う用の滑り止めがついています。

以下は、玄関に設置する子機。

子機のサイズは高さ131mm×幅65×厚さ30mmで、iPhone16と並べると以下のような感じ。

子機の重量は実測で202g。

子機の正面上部には、カメラとセンサーがあります。

子機の正面下部はドアベルになっており、ここを押し込むとチャイムが鳴ります。

子機の背面は以下のような感じ。

子機の底面にはスピーカーと充電用のUSB-Cポート。USB-Cポートは防水のゴム栓に覆われているため、雨の日にしぶきなどが入り込んでしまう心配はありません。

子機の上側や両側面にはボタン類はなし。

小箱には、子機を設置するためのプレート、子機の角度を調整するための台、プレートを壁に貼り付ける両面テープ、充電用のUSB-Cケーブル、親機を壁に取り付けるための金具、ネジ類が入っていました。

それでは実際にSwitchBot スマートテレビドアホンを設置・設定していきます。まずは子機を充電する必要があるため、USB-Cケーブルをアダプタに差し込んでコンセントから電源供給します。

端子を子機の下側にあるUSB-Cポートに挿して充電します。一般的なドアホン製品に比べてSwitchBot スマートテレビドアホンは消費電力を約33%低減しており、満充電時で約2年8カ月稼働できるそうです。

子機を壁に設置する方法は、両面テープでラクラク設置する方法と、ネジで固定する方法の2種類あります。ネジで固定する方が落下の危険性がなくなりますが、壁に穴を空ける必要があり専用の工具も必要なため、付属の両面テープで設置するのがオススメです。

壁にプレートを設置すると以下のような感じ。

子機の裏面上側にあるゴム栓を外し、スイッチを「ON」にスライドします。

子機の正面下部にあるドアホン部分が点灯したらOK。

プレートに差し込むようにして設置ができます。充電する際にはプレートから外すだけで子機を取り出せますが、基本的に屋外に設置するため、盗難されてしまう心配もあります。しかし、SwitchBot スマートテレビドアホンには「取り外しアラート」があるため、無理やり外すと警告音が鳴るほか、アプリに通知を送信してくれるため安心です。

また、以下のプレートは角度調節台。

角度調節台をプレートに合わせて貼り付け、そこに子機を設置することで、左右の角度を付けることができます。

実際に屋外の扉に取り付けてみたところ。

子機はバッテリーで約2年8カ月稼働できるほか、別売りのソーラーパネルで永久稼働させることもできます。また、はんだ付けなどによって電源線に接続することもできます。詳しくは公式サイトの(PDFファイル)配線説明書から確認できます。
次に、モニター親機を起動します。親機は背面のフタを開けて金具を使うことで、家の中の壁にネジ止めすることができます。

また、背面をパカッと広げることで立てて使うことも可能。

モニター親機を立てると以下のような感じ。

モニター親機をコンセントにつなげて電源供給すると、以下のような画面が表示されました。ここからは、スマートフォンアプリを使ってモニター親機と子機を連携させます。

SwitchBotアプリはAndroid版とiOS版があります。今回はAndroid版を使用していきます。
SwitchBot - Google Play のアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.theswitchbot.switchbot
「SwitchBot」をApp Storeで
https://apps.apple.com/jp/app/switchbot/id1087374760
SwitchBotアプリのインストールと初期設定の手順は、以下の過去記事を読むとわかります。
エアコン・照明・ロボット掃除機・玄関のスマートロックなどを連携するハブとなる「SwitchBot ハブ3」を使ってみたレビュー - GIGAZINE

SwitchBotアプリにログインしたら、画面右上の「+」アイコンをタップ。

「デバイスの追加」を選択します。

位置情報へのアクセスが求められるので「アプリの使用時のみ」をタップ。

SwitchBot スマートテレビドアホンを検出したので「テレビドアホン」をタップ。

モニター親機の「通話」ボタンと「終了」ボタンを同時に長押しします。

以下のように、接続中の画面になったらOK。

また、子機の背面スイッチで電源がONになっていることを確認。

モニター親機と子機の準備ができたら、「デバイスに接続」をタップします。

SwitchBotアプリで以下のように表示されたらOK。

SwitchBotアプリから、SwitchBot スマートテレビドアホンに登録するWi-Fiを設定します。使用するネットワークを選び、パスワードを入力したら「次へ」をタップ。

「使用開始」をタップして初期設定完了。

SwitchBot スマートテレビドアホンをSwitchBotアプリと接続して、モニター親機のホーム画面を表示できました。

改めて子機をドアに設置して、ドアホンを押してみます。

すると、SwitchBotアプリに子機の映像が表示されました。

親機のモニターにも同様に映像が表示されました。ドアホンの映像は、カクついていたりコマ送りのように見えたりするものもありますが、SwitchBot スマートテレビドアホンの映像はかなりなめらかです。ドアホンの音や、モニターの映像がどのような感じかは、以下のムービーを見るとよく分かります。
簡単設置したドアホンでスマートフォンから来客を確認できる「SwitchBot スマートテレビドアホン」のモニター映像はこんな感じ - YouTube

ドアホンが鳴った際には、「通話」を押して応答できるほか、「メニュー」ボタンから定型音声を流すこともできます。

「再生」「電気錠」のボタンを押して定型文を選択し、再度「メニュー」ボタンを押すと、子機から「ご用件をお話しください」などの定型文が流れます。

SwitchBotアプリを開くと、子機が映しているリアルタイムの映像を見ることができるほか、ドアホンが鳴ったタイミングや自動検出したタイミングなどの「イベント」の記録をチェックできます。ただし、リアルタイムの映像を長時間見ると、子機の充電が大きく消費されてしまうため注意が必要です。

「全てのイベント」をタップ。

過去の記録をまとめて確認できます。

そのほかさまざまな機能を使うには、下部のメニューから「機能」をタップ。

「動体検出」をタップして「オン」にすると、ドアホンを鳴らしていなくてもドアの前でうろうろするような動きがあると、「イベント」として記録できるようになります。

ドアホンが鳴った際の定型文を設定する場合は「おまかせ応答」をタップ。

右上の「設定」をタップします。

デフォルトの定型文から自動で流すメッセージを選択できるほか、自分で録音した音声を流すことも可能。音声を録音するには「+」アイコンをタップ。

音声を録音して、新しく定形音声を作成することができます。

子機が記録した映像は、モニター親機のmicroSDに記録されます。「再生」をタップして「microSDカード映像」を選択することで、過去の記録を参照できます。

以下のように、記録された映像の日付や時間を細かく確認できます。

その他、より細かい設定をするには、アプリの右上にある設定アイコンをタップ。

ドアホンの音量やモニターの光量などの設定ができます。

さらに、SwitchBotのハブを使用することで、SwitchBotのスマートロック「SwitchBotロックUltra」を組み合わせ、「スマートフォンからドアホンの映像を確認し、鍵を開ける」というような応用も可能です。SwitchBotロックUltraの外観や性能は以下の記事を見るとよく分かります。
エレガントな「一体型デザイン」と「厚み半分」で無骨感ゼロになって性能は向上した「SwitchBotロックUltra」レビュー、爆速解錠の「FastUnlock」にSuicaやPASMO対応まで至れり尽くせりなスマートロックの最終進化形 - GIGAZINE

◆SwitchBot 防犯ブザーレビュー
SwitchBot 防犯ブザーのパッケージ。

内容物はSwitchBot 防犯ブザー、説明書、ボタン電池(CR2032)2個、+ドライバーが1本。

SwitchBot 防犯ブザーのサイズは高さ67mm×幅33mm×厚さ15mmで、手に持つと以下のような感じ。

SwitchBot 防犯ブザーをiPhone 16と並べると以下のような感じです。

SwitchBot 防犯ブザーの重量は実測で31g。

正面の電気マークが描かれている部分は押し込むことができます。

上側は防犯ブザーのピンで、引き抜くと大きなサイレンが鳴ります。

下側はライトになっており、防犯ブザー起動時にピカピカ光るほか、懐中電灯として普段使いすることも可能。

背面は以下のような感じ。

背面の電池カバーは、付属のドライバーを使ってネジを外して開けることが可能。

ボタン電池を入れることができます。

ボタン電池はCR2032を2個入れる必要があり、付属のものを2個とも使います。電池寿命は約1年。電池を入れたら電源が入りました。

ボタン電池の左下にあるスイッチは接続ボタンです。SwitchBotアプリと連携させるためにはドライバーなど細いものでスイッチを長押しします。

SwitchBot 防犯ブザーはそのまま防犯ブザーとして使用できますが、SwitchBotアプリと連携させることでさまざまな機能を活用できます。SwitchBotアプリにログインしたら、右上の+アイコンから「デバイスの追加」を選択。

検出した「防犯ブザー」をタップします。

使用前の注意が表示されるので「次へ」をタップ。

すでに電池を入れ、電源がオンになっているので「次へ」をタップします。

SwitchBot 防犯ブザーのライトが白く点滅しているのを確認したら接続完了です。

SwitchBot 防犯ブザーを登録することができました。「次へ」をタップ。

SwitchBot 防犯ブザーの機能をフル活用するためには、権限を許可する必要があります。「位置情報」をタップ。

設定アプリの「アプリ情報」が開くため「権限」をタップ。

「位置情報」を選択します。

SwitchBotアプリによる位置情報へのアクセスを「常に許可」に設定した上で、「正確な位置情報を使用」のトグルスイッチをONにします。

これで、SwitchBot 防犯ブザーがどこにあるか常にSwitchBotアプリから見ることができるようになりました。防犯ブザーとして子どもに持たせればいざという時の安全確保に役立つほか、財布やかばんなど毎日使うものにアクセサリーとして取り付けておけば、落とし物トラッカーとしても使えるというわけ。

SwitchBotアプリから「デバイスを」探すをタップすると、登録したSwitchBot 防犯ブザーから音が鳴るため、「かばんや財布が家のどこにあるかわからない」というような時も便利です。

実際にタップしてみると、SwitchBotアプリに「音が鳴らしています」と表示され、SwitchBot 防犯ブザーから音が鳴りました。

また、逆にスマートフォンが見当たらない場合、SwitchBot 防犯ブザーを使って見つけ出すことができます。SwitchBotアプリの「スマホを探す」をタップして設定します。

「スマホを探す」のトグルスイッチをON。

SwitchBotアプリで設定をした状態で、SwitchBot 防犯ブザーの下部を2回押し込むと、スマートフォンから音が鳴ります。

そのほか、「紛失モード」を設定すると、SwitchBot 防犯ブザーをなくした際に見つけやすくなります。「紛失モード」をタップ。

紛失モードのトグルスイッチをONにして、「持ち主」「メールアドレス」「電話番号」を設定したら「保存」をタップ。すると、SwitchBot 防犯ブザーの位置情報が更新されるとお知らせしてくれるようになるので、「SwitchBot 防犯ブザーを付けたものをなくしてしまった」という場合にONにしておくと、なくしたものが動いているかどうか把握できます。また、拾った人がSwitchBot 防犯ブザーにあるQRコードを読み込んだ場合、登録した連絡先を確認して「落とし物を発見した」と連絡できるようになります。

また、「紛失通知(ベータ)」を有効にすると、防犯ブザーからスマートフォンがある程度離れた場合に通知が来るようになります。例えば、財布とスマートフォンなど常に一緒に持っているものを設定しておけば、万が一の置き忘れに気付くことができるというわけ。「紛失通知(ベータ)」をタップ。

紛失通知(ベータ)のトグルスイッチをONにしたらOKです。

SwitchBotアプリからSwitchBot 防犯ブザーの音を鳴らした場合や、SwitchBot 防犯ブザーのピンを引き抜いた場合にどのような音が鳴るのかは、以下のムービーを見ると分かります。
普段は大事なものトラッカーとして使いつつ緊急時には防犯ブザーになる「SwitchBot 防犯ブザー」をスマートフォンと連携させてみた - YouTube

◆まとめ・セール情報
誰でも「日々のセキュリティ意識を向上させた方が良い」とは漠然と思っているはずですが、毎日何かを警戒して準備するというのはなかなか難しいものです。「SwitchBot スマートテレビドアホン」「SwitchBot 防犯ブザー」は、普段は便利なスマート機器として活用しつつ、不審者の記録だったり防犯ブザーの活用だったりと緊急時には身を守る手段として使えるため、日々の生活に密着したアイテムとして活用しやすいのがポイントだと感じました。スマートホームと聞くと「設定が難しそう」と不安になりがちな面もありますが、スマートフォンとラクラク連携するだけで簡単に活用できる点もオススメです。
「SwitchBot スマートテレビドアホン」の通常価格は税込1万8980円となっており、AmazonのSwitchBot公式サイトなどで購入可能。2025年10月4日(土)からはセールが開始され、セール価格は約16%オフの税込1万5980円となっています。さらに同日からクーポンコード「25QCPR05」を入力すれば100円OFFとなるキャンペーンも実施中です。セールおよびクーポンコードの適用期間は10月4日(土)~10月10日(金)となっています。
Amazon.co.jp: SwitchBot: テレビドアホン
https://switchbot.vip/46lha2g

「SwitchBot 防犯ブザー」の通常価格は税込2980円で、AmazonのSwitchBot公式サイトなどで購入可能。こちらも2025年10月4日(土)からはセールが開始され、セール価格は約25%オフの税込2235円となっています。SwitchBot 防犯ブザーもクーポンコード「25QCPR05」を入力すれば100円OFFとなるキャンペーンも実施中です。セールおよびクーポンコードの適用期間は10月4日(土)~10月10日(金)です。
Amazon.co.jp: SwitchBot: 見守り・紛失防止アイテム
https://switchbot.vip/41YxHb8

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