誰でも使えるオープンソースのDIYスマート芝刈り機「OpenMower」

低コストに安全な全自動での芝刈りを実現したいという目標に向けて、オープンソースのDIYスマート芝刈り機「OpenMower」プロジェクトが進められています。
GitHub - ClemensElflein/OpenMower: Let's upgrade cheap off-the-shelf robotic mowers to modern, smart RTK GPS based lawn mowing robots!
https://github.com/ClemensElflein/OpenMower

「OpenMower」がどういうものなのか、端的にわかる映像がYouTubeで公開されています。
OpenMower - The affordable Open Source DIY Smart GPS Robotic Mower - YouTube

「これまでの自動芝刈り機は障害物にぶつかるまで真っ直ぐ走っていき、ぶつかると回転して進路を変えるという動きをバッテリーがなくなるまで続けるだけで、バッテリーがなくなったらドックに戻さなければいけない」と芝刈り機への不満を語るクレメンス・エルフレイン氏。この不満が、OpenMowerプロジェクト立ち上げの原動力となりました。

エルフレイン氏が目標とするのは「自律的に芝刈りできること」「安全性がしっかりしていること」「境界のワイヤーが不要なこと」「低コストであること」「オープンであること」「見た目がいいこと」「障害物を回避すること」「降雨を検知すること」です。
利用にあたっては、まずOpenMowerを有線リモコンで操作し、芝刈りを行いたい領域を学習させます。「ここには入って欲しくない」という領域も指定できます。

学習が終われば、あとはOpenMowerに任せておけば、学習させた領域の芝刈りを行ってくれます。

本体内にはRaspberry Pi 4やRaspberry Pi Pico、ArduSimple RTK GPSなどが搭載されています。だいたい一揃いで400ユーロ(約6万9000円)ほどだとのこと。

なお、コードや回路図、プリント回路基板ファイルについては「有用であることを願って配布」されているものですが、いかなる保証もないと警告されています。また、オープンソースではあるものの、ユーザーの居住地域によっては特許や法律によりロボット作成などが禁止されている可能性があることについても注意喚起されています。
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in ハードウェア, 動画, Posted by logc_nt
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