ゲーム

ポケモンをプレイすることでロックを解除する「ポケ認証」が登場


パスワードを入力して本人認証を行う「パスワード認証」ならぬ、ポケモンをプレイしてロックを解除する「ポケ認証」をAdoPiさんが公開しました。AdoPiさんが作成したポケ認証の名前は「Gameboy locker for Wayland」です。

GitHub - AdoPi/wlgblock: Wayland Gameboy locker
https://github.com/AdoPi/wlgblock

子どもの頃からLinuxの熱狂的なファンであったというAdoPiさんは、Linuxの素晴らしさとして「システムを思い通りにカスタマイズできる自由さ」を挙げています。このシステムを自由にカスタマイズできるという点は、Waylandの登場によって「信じられないほどのパフォーマンスレベルに到達した」とAdoPiさんは記しました。

Waylandについて、AdoPiさんは「Linuxがまるでビデオゲームになりました!OSの楽しさと、真剣で技術的な本質が融合した感覚に、私はずっと魅了されてきました。それがこのプロジェクトを立ち上げるきっかけとなりました」と記しています。


AdoPiさんはWaylandのプロトコルとコンポジターの構築方法を勉強し、その後、ロッカーという概念に興味を持ったそうです。これは脱出ゲームを少し彷彿とさせたそうで、そこから「パスワードを入力する代わりに、パズルを解いてセッションのロックを解除できたらどれだけクールだろう?」というアイデアを思いついたそうです。AdoPiさんはエミュレーターを使ったことがあり、ポケモンの大ファンでもあったため、ポケモンをテーマとしたパズルを作ることにしたと語っています。

「Gameboy locker for Wayland」が実際にどんな風に動作するのかというと、まずはコマンドを入力してセッションをロック。


すると、ポケットモンスター 赤・緑のゲームスタート時と同じような演出で、人型がみるみるうちに小さくなっていきます。


ゲームの世界に突入。フィールド上を普通に歩き回ることができるというだけでなく、メニューを開くことも可能。


手持ちのポケモンを確認すると、ポケモンの名前がパスワードっぽくなっています。ポケモンを並び替えるとロックを解除できるというわけ。


なお、AdoPiさんによると「Gameboy locker for Wayland」は技術的にはロッカーコードとWaylandプロトコルをゼロから実装しており、ロッカーには独自の改造を加えたゲームボーイカラーのエミュレーターを利用しているそうです。このエミュレーターは指定されたメモリアドレスに特定の値が設定されるまで待機するとのこと。

また、「Gameboy locker for Wayland」ではext-session-lock-v1プロトコルを使用しているため、同プロトコルを実装するためのコンポジターが必要であり、コンポジターはSwayで問題ないとのことです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
OpenAIの「GPT-5」にポケモンをプレイさせるライブ配信「GPT_Plays_Pokemon」がスタート - GIGAZINE

Claude 3.7 Sonnetにポケモンをプレイさせる「ClaudePlaysPokemon」をAnthropicがTwitchで配信開始、推論しながらの超ゆっくりプレイを皆が見守る - GIGAZINE

Gemini 2.5 Proは手持ちのポケモンが瀕死になるとパニックに陥る - GIGAZINE

ポケモンファンがNintendo Switch 2のデータ移行に失敗して過去20年分の育成データを失う、愛すべきポケモンを守るにはPokémon HOME必須か - GIGAZINE

OpenAI o3でポケモンをプレイする生配信 - GIGAZINE

ポケモンファンが想像しうる限り最も超高難度な「スーパー改造アルティメットアイアンモンチャレンジ」がついにクリアされる - GIGAZINE

in ソフトウェア,   ゲーム, Posted by logu_ii

You can read the machine translated English article Introducing 'Poké Authentication' that ….