「欲しい機能がすべて進化した」というウルトラノイズキャンセリング搭載・Dolby Audio対応のAnkerのワイヤレスイヤホン「Soundcore Liberty 5」実機レビュー

Ankerのワイヤレスイヤホン「Soundcore Liberty 4」は、2022年の発売以来シリーズ累計150万台の販売を記録しています。そんなLiberty 4の機能をすべて進化させたという「Soundcore Liberty 5」を実際に使用することができたので、その機能を確かめてみました。
Soundcore Liberty 5 | ワイヤレスイヤホンの製品情報 | Anker Japan 公式オンラインストア
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欲しい機能がすべて進化した、完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore Liberty 5」 国内シリーズ累計販売台数150万台を突破したベストセラーの次世代モデル | アンカー・ジャパン
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Soundcore Liberty 5のパッケージ。

内容物はSoundcore Liberty 5の充電ケースと本体、充電用のUSB-Cケーブル、イヤーチップ、説明書類。

イヤーチップのサイズはXXS、XS、S、M、L、XLの6種類で、Mサイズのイヤーチップははじめからイヤホン本体に装着されています。

Soundcore Liberty 5のケースは平たい四角形のタイプ。ケースのサイズは実測で約6cm×約6cm、厚さは約2.5cm。

側面には充電用のUSB-Cポートがあります。

Soundcore Liberty 5のケースはスライドして開けるタイプ。

フタを全開にするとこんな感じ。

ケースの内側には、設定リセットなどに用いるスイッチがありました。

イヤホンの大きさはステム部分の長さが実測で約3cm、イヤーピース部分が幅約2.5cm、高さ約1.5cm。厚さ約1cm。

イヤホンのみの大きさは両耳合わせて10g。

充電ケースと合わせて58gでした。

実際にBluetooth接続してSoundcore Liberty 5で音楽を聞いてみます。イヤホンをケースに入れた状態でフタを開けるとインジケーターが白く点灯してBluetooth接続状態になります。

スマートフォンのBluetooth設定を開くと、接続可能デバイスに「Soundcore Liberty 5」が表示されていたので選択します。

「OK」をタップ。

接続が完了しました。

Soundcore Liberty 5を実際に付けてみると以下のような感じ。

イヤホン本体のステム部分をつまむようにすると、再生/停止や曲送りなどの操作をすることができます。つまむとカチッとした感覚があるため明確に操作できますが、慣れるまではどこをつまむと良いのか少し分かりにくいと感じました。

Soundcore Liberty 5は管理アプリ「soundcore」と接続することで、好みのサウンドに調整したり、ノイズキャンセリングの強度を設定したり、ステムをつまんだときの操作を変更したりできます。soundcoreのインストール&初期設定手順は、以下の記事の「◆3:管理アプリ「soundcore」のインストール手順」の部分を参考にしてください。
1万円台前半でノイズキャンセリングも外音取り込みも可能なAnkerのワイヤレスヘッドホン「Soundcore Space Q45」を使ってみたよレビュー - GIGAZINE

Soundcore Liberty 5の管理画面は以下のような感じ。現在のバッテリー残量のほか、各種設定メニューがあります。

イヤホンを使用している状態で「ノイズキャンセリングモード」をタップすると、ノイズキャンセリングを使用できます。Anker独自のウルトラノイズキャンセリングはSoundcore Liberty 4に搭載されていた「2.0」からSoundcore Liberty 5では「3.5」に進化しており、ノイズキャンセリング性能が大幅に向上しているとのこと。ノイズキャンセリングの強度を調整するには「モード」をタップ。

「手動設定モード」では、1~5の5段階でノイズキャンセリングの強さを変更できます。

「移動モード」を選択すると、飛行機もしくは車の移動時に、周囲の音に合わせてノイズキャンセリングレベルが自動で調整されます。

「外音取り込みモード」を選択すると、イヤホンで耳をふさぎながら周囲の音を拾うことができます。外音取り込み性能についても前モデルから左右1基ずつマイクが増加しており、外音をよりクリアかつ自然に取り込むことができるそうです。また、「風切り音の低減」をオンにすると、風の音のノイズを減らすことができます。

「サウンドエフェクト」からは、音の聞こえ方をかなり細かく調整できます。

Soundcore Liberty 5は、豊かでクリアな迫力あるサウンドを実現する「Dolby Audio(ドルビーオーディオ)」に対応しています。アプリからドルビーオーディオのトグルスイッチをオンにした上で、「音楽モード」「Podcastモード」「ムービーモード」を選択することで、音楽やラジオ、映画に合わせたサウンドを聞くことができます。

「サウンドにあまり詳しくない」という人には、「お好み診断」がオススメです。

同じ曲について「サウンドA」「サウンドB」の2種類が流れるため、どちらが好みに合うか選択します。

好みのサウンドを6回選択したら、自分に合うサウンドプロファイルが作成されました。「保存」をタップすることで、今後は保存したサウンドプロファイルで音楽を聞くことができます。実際に聞き比べてみると、サウンドプロファイルあり/なしは明確に聴き心地が変わりました。

サウンドプロファイルは「アコースティック」「クラシック」などプリセットから選択することも可能。

「カスタム」をタップ。

デフォルトでは表示されていないプリセットを追加できます。

より細かい設定をしたい場合は「カスタムEQ」をタップ。

各周波数帯を上下に動かして調整することで細かい設定が可能です。

「コントロール」からはイヤホンの操作設定ができます。

設定を変更するアクションをタップ。

設定できる操作は以下の通り。

ワイヤレスイヤホンをしていると映像と音のズレがネックに感じることがありますが、「ゲームモード」のトグルスイッチをオンにすると、イヤホンと端末の接続可能な距離が短くなる代わりに、音の遅延を抑えることができます。

「コントロールの感度設定」からは、イヤホンをつまんで操作するコントロールの感度を調整できます。

デフォルトでは「高い」に設定されていました。Soundcore Liberty 5をつまむ操作は「カチッ」と感覚があり、わりとしっかりと押し込む必要があるため、「高い」でも誤操作してしまうことがほとんどありませんでした。

Soundcore Liberty 5をじっくり使ってみたところ、特に外出時のノイズキャンセリングおよび外音取り込みの性能が強く実感できたほか、好みに合わせてサウンドプロファイルが調整できる点が優れていると感じました。Soundcoreの完全ワイヤレスイヤホンとして初めてバスレフ構造を採用して低音には迫力があり、9.2mmのダイナミックドライバーを搭載して中高音域は歪みをおさえながら豊かでクリアなサウンドを実現しているとのことで、音楽の種類を問わずダイナミックなサウンドを楽しむことができました。音楽用に設定したサウンドプロファイルで動画を見たりラジオを聴いたりすると違和感がありますが、アプリから1タップで変更できるのでサウンドに詳しくなくても問題なく使用できます。

その他の製品の仕様は以下の通り。
対応コーデック | SBC / AAC / LDAC |
---|---|
防水規格 | IP55 |
充電時間 | 約1時間(イヤホン本体) 約3時間(充電ケースをUSB-Cケーブル使用時)、約4時間(充電ケースをワイヤレス充電使用時) |
再生可能時間 | 最大12時間(イヤホン本体)/最大48時間(充電ケース使用時) |
ノイズキャンセリングモード | 最大8時間(イヤホン本体のみ) / 最大32時間(充電ケース使用時) |
Dolby Audio+ノイズキャンセリング | 最大5時間(イヤホン本体のみ) |
短時間充電 | 約10分の充電で最大3時間の音楽再生 |
Soundcore Liberty 5は「ミッドナイトブラック」「パールホワイト」「ディープブルー 」「アプリコットピンク」「シャンパンゴールド」からカラーを選択可能で、Ankerのオンラインショップでの価格はいずれのカラーも税込1万4990円で販売されています。Amazonでも購入可能で、価格は同じく1万4990円です。
Amazon | Anker Soundcore Liberty 5(Bluetooth 5.4)【完全ワイヤレスイヤホン/ウルトラノイズキャンセリング 3.5 / 3Dオーディオ / Dolby Audio対応/ワイヤレス充電/マルチポイント接続/外音取り込み / 最大48時間再生 / ハイレゾ / IP55 防塵・防水規格/PSE技術基準適合】ミッドナイトブラック | モニタースピーカー | 楽器・音響機器

また、「Soundcore Liberty 5」の「ミッドナイトブラック」は以下のプレゼント記事からもゲットできます。
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