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Google検索のAIモードが「画像やPDFファイルの内容に応じた検索」などに対応し超絶強化


Googleが2025年2月からテストを開始している検索ページの「AIモード」について、新機能を追加したことを発表しています。アップデートは「新学期シーズンに合わせた」ものとのことで、画像やPDFについて質問したり、学習計画を立てたりすることが可能です。

AI Mode in Search adds Canvas, file upload, and more
https://blog.google/products/search/ai-mode-updates-back-to-school/


「AIモード」はアメリカとインド、イギリスのGoogleユーザーが利用できる検索オプションで、「AI Mode」というボタンを押して検索することで、AIを搭載した検索機能により検索結果の要約や追加情報のフォローアップが行われるというもの。「AIによる概要」とは異なり、検索インデックス内の情報に基づいてAIが生成した回答で質問に答えるため、AIチャットボットよりさらにリアルタイムデータへのアクセスに優れたものとなっています。

Googleが検索ページで「AIモード」ボタンをテスト中 - GIGAZINE


AIモードは検索語句を入力して、AIが詳細に回答してくれるのみでしたが、2025年7月29日にGoogleはAIモードの新機能について発表しました。

新機能の1つ目は、「画像やPDFをアップロードし、そのファイルに関する複雑な質問を入力する」という機能です。Android版とiOS版のGoogleアプリでは利用可能な機能でしたが、新たにブラウザでも利用可能になりました。

使い方は簡単で、ファイルをドラッグ&ドロップして質問内容を入力するだけでOK。Googleによると、数カ月以内にGoogleドライブのファイルなど追加のファイル形式をサポートする予定とのこと。


さらに、映像や音声を理解してリアルタイムで質問に答えてくれるAIエージェント「Project Astra(Astra)」をAIモードと組み合わせたSearch Liveも8月上旬中にリリースされます。Googleは「Search Liveを使用すると、まるでエキスパートと連絡して、見ているものと同じ情報を共有し、難しい概念をリアルタイムで説明してくれるような感覚になります」と説明しています。


新機能の2つ目は、「Canvas」機能です。Canvasは、複数のセッションにわたって計画を立て情報を整理できるもので、学びたい内容などを入力して「Create with Canvas」をクリックすることで、学習の概要と計画を示してくれるというもの。ファイルアップロード機能と組み合わせ、授業ノートやテキストから学習計画をカスタマイズすることも可能です。


新機能の3つ目は、Google検索するときだけではなく、ブラウジング中に見たものについていつでも質問して学習できる機能です。Chromeのアドレスバーをクリックすると「このページについてGoogleに質問する」というボタンが表示され、ボタンをクリックしてからウェブサイト上の文章や図を選択すると、サイドパネルにAIによる解説が表示されます。


記事作成時点では、AIモードの新機能やSearch Liveを試すためには、AI Mode Labsに参加する必要があります。新機能の一般ユーザー向けの展開や、AIモードの日本での公開日時は不明です。

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