貨幣博物館にある「100万ドルが詰まった箱」には155万ドル以上詰まっているとの指摘、実際に数えて判明

アメリカにあるシカゴ連邦準備銀行の貨幣博物館には、立方体のケースの中に1ドル札を100万枚詰め込んだという展示物が置かれています。果たして本当に100万ドルも詰め込まれているのか、ソフトウェアエンジニアのカルバン・リャン氏が実際に数えました。
The Fed says this is a cube of $1 million. They're off by half a million. - Calvin Liang
https://calvin.sh/blog/fed-lie/

「数える」といっても指さしして数えるにはいきませんが、画像を分析してお札を数えるようなツールもなかったそうです。そこでリャン氏は知識を生かして物を数えるツールを自作しました。クリックするとドットを表示し、ドットの数を集計するというツールです。
最終的な計測結果が以下の通りです。100ドルの束が102個×8個×19個あるという計算。

しかし、これだと155万400ドルになり、55万400ドル分の誤差が生じることになります。
リャン氏は「おそらく連邦準備銀行は長期的な戦略を練っているのでは。2%のインフレ目標でこのまま行けば2047年には現在の価値で100万ドル分になるはずです」と指摘。
ただ、キューブの外側にだけ札束があって、内側には新聞紙など別の物が詰まっている可能性もあります。外側だけが本物だとしても53万400ドル分にはなるはずなので、残り46万9600ドルをどこかに詰め込んでおけば「100万ドルのキューブ」が完成します。

リャン氏は「展示には『100万ドルとはどのようなものか疑問に思ったことはありませんか?あなたはそれを目の前で見ることができます。もう迷う必要はありません!』と書かれていますが、私は信用せず、数えました。結果は多分155万ドルです。あなたも数える必要はありません」と述べました。
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