2025年06月01日 08時00分レビュー

最大140Wのハイパワー充電が可能でiPhoneなど最大4台を同時充電できるUSBアダプター「Anker Charger(140W, 4 Ports)with USB-C ＆ USB-C ケーブル」レビュー

USB Type-Cポート3つとUSB Type-Aポート1つで最大4台の機器を同時に充電でき、さらに単ポート最大140Wのハイパワー供給が可能なUSBアダプター「Anker Charger(140W, 4 Ports)with USB-C ＆ USB-C ケーブル」がAnkerから登場しました。Ankerから製品を提供してもらったのでサイズや使用感などを確かめてみました。

Anker Charger (140W, 4 Ports) with USB-C & USB-C ケーブル | USB急速充電器の製品情報 | Anker Japan 公式オンラインストア
https://www.ankerjapan.com/products/b2697

これが「Anker Charger(140W, 4 Ports)with USB-C ＆ USB-C ケーブル」のパッケージ。

内容物はUSBアダプター本体とUSB Type-Cケーブル、取扱説明書、製品保証＋カスタマーサポートの書類です。

これが「Anker Charger(140W, 4 Ports)with USB-C ＆ USB-C ケーブル」本体。「Anker」のロゴと、最大出力を示す「140W」の文字が印字されています。サイズは幅約69mm×高さ約69mm×厚み約36mmです。

幅71.5mm×高さ149.6mm×厚み8.25mmのiPhone 16 Proと大きさを比較してみました。

厚みはこんな感じ。

重量は実測で274gです。

ポート部分は以下のようになっています。合計4ポートで構成されており、上からUSB-C1、USB-C2、USB-C3、USB-A1と番号が振られています。

出力の内訳は以下の通りです。

単ポート利用時	USB-C1: 5V⎓3A /9V⎓3A / 15V⎓3A / 20V⎓5A / 28V⎓5A (140W 最大) USB-C2: 5V⎓3A /9V⎓3A / 15V⎓3A / 20V⎓5A / 28V⎓5A (140W 最大) USB-C3: 5V⎓3A / 9V⎓3A / 15V⎓2.65A / 20V⎓2A (40W 最大) USB-A1: 5V⎓3A / 9V⎓2A / 12V⎓1.5A / 10V⎓2.25A / 11V⎓3A (33W 最大)
2ポート利用時	USB-C1 + USB-C2: 70W + 70W USB-C1 / C2 + C3: 100W + 40W USB-C1 / C2 + A1: 100W + 33W USB-C3 + USB-A1: 24W
3ポート利用時	USB-C1 + USB-C2 + USB-C3: 65W + 45W + 30W USB-C1 + USB-C2 + USB-A1: 65W + 45W + 30W USB-C1 / C2 + (USB-C3 + USB-A1): 100W + 24W USB-C1 + USB-C2 + (USB-C3 + USB-A1): 65W + 45W + 24W
4ポート利用時	USB-C1 + USB-C2 +( USB-C3 + USB-C4): 65W + 45W +(12W + 12W)

プラグは本体に収納される形で折りたたまれています。

プラグを引き出すとこんな感じ。

プラグの反対側の面はディスプレイになっています。

コンセントに挿すとディスプレイに情報が表示されます。

一般的なUSBアダプターとは違い、ポートがプラグの反対側ではなく側面に付いているという点が面白いポイント。コンセントに挿すとポート部分が下または上を向く形になります。

ポートが下に向くと見えにくくなるので、抜き差しするときに少し難儀します。

コンセントが上向きの電源タップなどにつなぐとわかりやすいです。

付属のケーブルは長さ約1.5mで、最大240Wの給電と480Mbpsのデータ転送に対応しています。

本体は最大4台同時充電可能とのことなので、最大充電電力70WのMacBook Air(2025年モデル)、最大充電電力100WのAnker Power Bank (25000mAh, Built-In ＆巻取り式USB-Cケーブル)、最大充電電力65WのUGREEN Nexode モバイルバッテリー(25000mAh・200W)、20W以上のケーブルで高速充電が可能とうたうiPhone 14 Pro Maxの4台をつないで同時に充電してみました。なお、iPhone 14 Pro MaxはUSB Type-A to Lightningケーブルを使ってUSB-A1に接続します。USB-A1の最大出力は4ポート利用時12Wなので理論上は12Wが出るはずです。

本体をコンセントに挿すと、ディスプレイに出力の合計ワット数が表示されました。4ポート利用時は65W＋45W＋12W＋12Wの合計134W出力が可能なので、ほぼ最大値が出ています。

ディスプレイ下部の丸いマークを指で触ると画面が切り替わり、それぞれのポートから出力されているワット数が表示されます。USB-C1につないだMacBook Air(2025年モデル)が64Wしか出ませんでしたが、他はそれぞれ理論値を出しました。

丸いマークをもう一度触ると「温度感知システム」が表示され、現在のUSBアダプターの温度目安と、どのようなパフォーマンスを出しているのかを確認することができます。

次はUSB-C1とUSB-C2に機器をつないでみました。MacBook Air(2025年モデル)がなぜか理論値に1W足りませんでしたが、ほぼ理想的な値が出ました。

次は単ポート利用をチェック。理論上の最大値を受け付ける140W対応の機器がなかったので、今回は最大100W対応のAnker Power Bank (25000mAh, Built-In ＆巻取り式USB-Cケーブル)をつなぎます。接続して確認すると100Wがしっかり出力されていて、機器側のディスプレイには「Input 98W」と表示されていました。