Balatroの開発者がどのようなビジョンでBalatroを開発したかについてブログで公開
Balatroは「ローグライクなポーカー」というゲームで、発売から約1カ月で100万本を売り上げるほどの人気を集めました。そんなBalatroを1人で開発したLocalThunk氏が、「どのようなビジョンを持ってBalatroを開発したのか」をブログに投稿しています。
Solitaire — LocalThunk
https://localthunk.com/blog/solitaire
Balatroがどんなゲームなのかについては下記のレビューを読むとよく分かります。
ハマった時の快感が心地よくてついつい何度もプレイしたくなるポーカー+ローグライクで濃厚デッキビルディングと化すゲーム「Balatro」プレイレビュー - GIGAZINE

LocalThunk氏によると、Balatroのビジョンの中心にはトランプを使用する古典的な1人プレイゲームである「ソリティア」があるとのこと。LocalThunk氏はソリティアについて、「ほとんどの人がプレイした経験を持つ」「社会的に受け入れられている」という点を踏まえ「ゲーム文化の頂点」と位置づけました。
LocalThunk氏はゲームデザイナーとして、ソリティアが単なるゲームではなく、ポジティブな娯楽として見なされていることに興味を抱き、Balatroも同じようにプレイされるゲームにしたいと考えたとのこと。Balatroを開発中、プレイする人のイメージは「日曜日の午後、のんびりした時間にBalatroをプレイ。1時間で数回プレイした後、ゲームをやめて残りの一日を過ごす」というものだったそうです。
こうしたイメージを元に、LocalThunk氏はBalatroをプレイヤーやキャラクター、敵などが登場しないゲームに仕上げました。
ソリティアを念頭に開発されたBalatroですが、Balatroはソリティアに比べるとかなり複雑なゲームです。LocalThunk氏はプレイヤーがゲームのデザインを探求しやすいように、実績やステークレベル、アンロック、チャレンジなどソリティアには無い要素をガイドとして追加しました。
Balatroの発売から1年以上たちましたが、LocalThunk氏は今でもほぼ毎日、寝る前に数回Balatroをプレイしているとのこと。「ソリティアをプレイしている感覚を再現するという課題を達成できた」とLocalThunk氏は述べました。
「世間のレビューを見ると、平均的なプレイヤーがBalatroをプレイする方法はソリティア的なものではなさそうだ」とLocalThunk氏は確信しつつも、「それでも人々がBalatroを楽しんでいることに感激している」と書き残しています。
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in ゲーム, Posted by log1d_ts
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