光学ディスクメーカーのVerbatimが今後も日本市場へのBlu-ray供給を続けると宣言

2025年1月23日に、ソニーがBlu-rayならびにMDの生産を終了することを発表しました。これを受け、光学ディスクメーカーのVerbatimと精密機器メーカーのアイ・オー・データが今後も光学ディスクの供給と販売を継続することを発表しました。
Verbatim Japanとアイ・オー・データは、Blu-ray、DVD、CDメディアを提供し続けます - Verbatim Japan(バーベイタムジャパン)
https://www.verbatim.jp/topic/topic_20250131.html

Verbatim Japanとアイ・オー・データは、Blu-ray、DVD、CDメディアを提供し続けます。 | アイ・オー・データ機器 I-O DATA
https://www.iodata.jp/news/2025/press/pr002.htm
Verbatim pledges 'stable supply of optical disks' after Sony Japan's recordable Blu-ray exit | Tom's Hardware
https://www.tomshardware.com/pc-components/storage/verbatim-pledges-stable-supply-of-optical-disks-after-sony-japans-recordable-blu-ray-exit
1層式で25GB、2層式で50GBという記憶容量の大きさを特徴とするBlu-rayは、2000年代後半にDVDの後継規格の座を巡った激しいシェア争いを繰り広げ、その後は2008年に東芝がHD DVD事業から撤退したことを受け、着実にシェアを伸ばしていました。
しかし、近年ではHDDレコーダーや動画配信サービスの普及に伴ってBlu-rayの需要は減少しています。追い打ちをかけるように、2024年12月には韓国の家電大手「LGエレクトロニクス」がBlu-rayプレイヤーの製造を中止するなど、Blu-rayの存在感は薄れつつあります。
そしてソニーは2025年1月23日に、2025年2月をめどに「ブルーレイディスクメディア」「録音用ミニディスク」「記録用MDデータ」「ミニDVカセット」の全モデルの生産を終了することを発表しています。
ソニーがBlu-rayやMDの生産を終了 - GIGAZINE

こうした状況を踏まえてVerbatimは「国内の光学ディスク市場は現在、大きな転換期を迎えており、一部メーカーが製造・販売事業から撤退するなど、供給体制が縮小する動きが見られます」と述べ、「Verbatimはアイ・オー・データと緊密に連携し、安定供給を最優先課題として日本市場に高品質な光学ディスクを提供し続けています」と発表しました。

アメリカに拠点を置くVerbatimは、日本国内の総代理店であるアイ・オー・データを通じてブルーレイディスクやDVD-Rなどを販売しており、10枚入りや20枚入り、1層式や2層式など、多種多様な光学ディスク製品を販売しています。
このほかVerbatimは新製品として、書き込みにも対応したUltra HD Blu-rayドライブを発表しており、「Verbatimとアイ・オー・データは、製品の徹底した品質管理と安定した生産体制により、日本市場における光学ディスク供給を支える重要な役割を担い続けます。また、データ保存における信頼性の高い記録メディアの提供を通じて、お客様のニーズに応えるとともに、記録メディア市場全体の発展にも貢献してまいります」と語りました。
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in ハードウェア, Posted by log1r_ut
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