レンジで簡単に焼き目こんがりなホットサンドを作れる「Bake it!」でいろいろ作ってみた

外はカリッと、中はふっくら焼き上げたホットサンドを家庭で作ろうとすると、火加減を失敗して具が生焼けになったり焦がしてしまったりとなかなか難しいもの。電子レンジでチンするだけで熱々カリカリのホットサンドが手軽に作れる「Bake it!(ベイクイット)」は、かさばらず収納面でも優れたホットサンドメーカーです。電子レンジで作れるホットサンドは一体どんな味わいなのか、実際に作って確かめてみました。
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目次:
◆「Bake it!」のサイズや外観はこんな感じ
◆まずはサクッと「ハム&チーズ」でホットサンドを作ってみた
◆具材多めのホットサンドは作れるのか?
◆「ゴルゴンゾーラ&りんご」でホットサンドの可能性を広げてみた
◆フレンチトーストまで作れるとのことなのでやってみた
◆洗い方
◆「Bake it!」のサイズや外観はこんな感じ
「Bake it!」のパッケージはこんな感じ。本来、金属を電子レンジで加熱することは危険ですが、Bake it!は電子レンジ加熱OKな特殊加工のメタルプレートでできており、800W以下での調理に対応しています。

Bake it!では表3分・裏3分の計6分ほどでホットサンドを作ることが可能。

内容物はBake it!本体と取扱説明書1枚。

本体は、メタルプレートの両サイドにシリコン製のハンドルがついています。

Bake it!の大きさはシリコンハンドル込みで、縦150mm×幅198mmです。縦144mm×幅71.4mmのiPhone 11 Proと比べるとこのくらいの大きさ。

横から見ると、2枚のプレートの各サイドに別々のシリコンハンドルがついていることがわかります。シリコンハンドルの高さは55mm。

シリコンハンドルの耐熱温度は250度となっており、記事作成時点でカラーはオレンジ・イエロー・レッドの3色。両サイドともシリコンハンドルの中央にストッパーがあります。

上から指を入れると簡単にストッパーを外せます。

プレートの表面はフッ素樹脂塗膜加工が施されており、内側には焼き目をつけるための凹凸がついていました。

シリコンハンドルは強めに引っ張るとメタルプレートから取り外すことが可能。

プレートを上下ばらばらにするとこう。プレートの表面はフッ素樹脂塗膜加工が施されており、内側には焼き目をつけるための凹凸がついていました。

取扱説明書には簡単なレシピから変わり種のレシピまで計6種類記載されていたので、レシピを参考にBake it!を使っていろんなホットサンドを作ってみました。

◆まずはサクッと「ハム&チーズ」でホットサンドを作ってみた
まずは「ハム&チーズ」にチャレンジ。1人分の材料は、6枚切りの角食パン2枚、ハム1枚、とろけるチーズ(スライス)1枚、マヨネーズ適量、バター適量。なお、角食パンは8枚切りでもOKです。

まずは食パン2枚の片面に、常温に戻したバターをまんべんなく塗ります。

バターを塗った面が下側になるよう、食パンをプレートの上に置きます。

バターを塗っていない面にマヨネーズを塗り……

ハムとチーズをのせます。

もう1枚の食パンを、バターを塗った面が上になるようにして具材をサンド。

ストッパーをしっかりとめます。

食パンを挟んだ状態でBake it!を横から見るとこんな感じ。食パンがずれることなくしっかり具材を中にとじ込めていました。

食材をセットしたら、あとはレンジでチンすればOKと、使い方は非常にシンプルです。

600Wで3分加熱。

3分たったらBake it!を裏返します。プレートは高温ですが、シリコン部分はギリギリ素手でも触れる熱さ。

さらに600Wで3分加熱すると……

メタルプレートから火花が出ることもなく、無事に加熱が完了。横から見ても焼き目がわからないので、「本当に焼けているのか……?」と疑いのまなざしを向けてしまいますが……

加熱前(左)と加熱後(右)を比べると、食パンがぺったんこになっているのが分かります。

プレートを外して焼き上がりを確認。表側は焼き目がちょっと薄めですが……

裏側には焼き目がしっかりついており、火加減調節なしでも焼き目をきれいにつけることができました。

また、ホットサンドや焦げた具材がプレートにこびりつくことなく、きれいに剥がせます。

半分にカットするとこんな感じ。

中のチーズもとろっと溶けています。

食べてみると、ぺったんこになった分、パンは「ふっくら」というより「しっとり」な食感。バターを塗った表面はこんがり香ばしく、中からチーズがとろけてハムも熱々に仕上がっています。表面は電子レンジで加熱したとは思えない、トースターで焼いたかのようなサクサクさ。

食パンの耳がしっかりくっついており、軽くひっぱっただけでは外れそうにない強度なので中身があふれ出す心配はなさそう。しかし、耳がちょっと固めに仕上がっているので、一緒に試食した編集部員からは「ちょっと固すぎるので耳なしの状態で食べたい」「耳がぎゅっと詰まってる感じが良い」と意見が分かれていました。

ということで、耳をカットした6枚切り食パンでもハム&チーズのホットサンドを作ってみました。

しかし、実際にレンジで加熱してみると、片面の加熱を終えて裏返そうとした時に、ホットサンドからチーズがあふれ出していました。パンの耳は中身があふれ出さないようにするストッパーの役目を果たしているようなので、耳をカットした場合はチーズをこぼさないよう注意してひっくり返す必要があります。

両面を焼いてプレートを外すとこんな感じ。溶けたチーズが焦げてパリパリになっており、これはこれでおいしそう。

パンを軽く引っ張ると簡単にホットサンドが剥がれてしまうので、圧着具合は耳ありホットサンドよりも弱めです。

食べると、耳ありの状態よりも食パンが固めに仕上がっていました。ぎっちりとパンが詰まっているような食感で、試食した編集部員からは「ホットサンドにしては固すぎ」という意見も出ていましたが、固めのパンが好みの編集部員からは好評でした。

また、こぼれたチーズがプレートにこびりついてしまうので、お手入れが少し大変になりそうです。

◆具材多めのホットサンドは作れるのか?
基本的な使い方がわかったところで、今度は具材が多めなホットサンドが作れるのかを、「アボカド&モッツァレラ」のホットサンドを試してみます。1人分の材料は6枚切り角食パン2枚、モッツァレラチーズ薄切り2枚、バター適量、粒マスタード適量、アボカド2分の1、ベーコン1枚。角食パンは8枚切りでもOK。

食パンの片面にバターを塗り、バターの面が下側になるようプレートにのせます。バターを塗っていない面には粒マスタードを塗ります。

薄切りのアボカドとモッツァレラチーズを並べ、「次の手順は?」とレシピを確認すると……

材料にはベーコンと書いてあるのに、レシピではなぜかベーコンが一切出てこないことが判明。

とりあえずベーコンはアボカドとモッツァレラチーズの上に重ねてみました。材料ではベーコン1枚ですが、ハーフベーコンなので2枚使っています。

もう1枚の食パンを、バターを塗った面が上になるようにして具材をサンド。具材がある程度多くても、パンが柔らかいので問題なく挟むことができます。

レンジに入れて600Wで表面3分・裏面3分の計6分加熱します。

完成。

しかし、もう一方の面はやはり焼き目が薄い仕上がり。

焼き目が薄い面(左)を上にして追加で600Wで2分加熱してみたところ、焼き目がちょっとだけ濃くなりました。ただ、すでに焼き目がしっかりついていたもう一方の面(右)も焦げ目が濃くなってしまったので、さらなる加熱はやめておくことに。

ホットサンドを半分にカットすると……

アボカドの緑とベーコンのピンクの色合いがきれいな仕上がり。

食べてみると、アボカドにモッツァレラチーズのコクとベーコンの塩気がマッチし、ピリッとしたマスタードがアクセントになってバランスのとれた味わい。ですが、加熱しすぎたせいでパンの耳から水分が抜けてカチカチになっており、なかなかかみ切れない固さになってしまいました。焦げ目にこだわって加熱しすぎるのは避けた方がよさそうです。

◆「ゴルゴンゾーラ&りんご」でホットサンドの可能性を広げてみた
大人な味わいの「ゴルゴンゾーラ&りんご」のホットサンドにもチャレンジ。1人分の材料は6枚切り角食パン1枚、はちみつ適量、バター適量、りんご1/6個、くるみ適量、ゴルゴンゾーラチーズ20g。

食パンの片面にバターを塗ってバター面が下になるようプレートにのせたら、りんごを並べてくるみ・ブルーチーズを散らします。

はちみつをあふれない程度にかけます。

バターを塗った面が上になるよう、もう1枚の食パンで具材をサンド。

プレートでしっかり固定し、レンジに入れて600Wで表面3分・裏面3分の計6分加熱します。

完成。

カットしてみました。

リンゴにもしっかり火が通っています。

はちみつ・りんごの甘みとゴルゴンゾーラチーズのクセのある香りが絶妙にマッチしており、ワインに合いそうな仕上がり。こんがりバターと香ばしいくるみの香りも相まって大人な味わいになっていました。リンゴはしっとり柔らかく仕上がっており、パンとバターとの相性もばっちりなので、ゴルゴンゾーラチーズを抜いて子ども向けのおやつにアレンジしても良さそうです。

◆フレンチトーストまで作れるとのことなのでやってみた
ホットサンドだけでなくフレンチトーストも作ってみました。1人分の材料は4枚切り角食パン1枚、卵1個、牛乳100cc、砂糖大さじ2、バニラエッセンス適量、バター適量。

卵・牛乳・砂糖・バニラエッセンスをしっかり混ぜた卵液を平らな容器に入れ、食パンを5分ほどひたします。食パンは途中で裏返すなどして、両面にしっかりと卵液を吸わせます。

容器の底が見えるくらい、しっかり卵液を吸収させました。

プレートの内側にはハケやクッキングペーパーなどでバターを塗り込んでおきます。

卵液を吸った食パンはかなり柔らかいので、くずれないように注意しながらプレートの上にのせます。

プレートで挟みストッパーを留めると、卵液があふれてくる可能性があるのでこぼさないよう注意。

フレンチトーストは600Wで片面4分ずつ焼きます。

両面を4分ずつ焼いてレンジのドアを開けると、フレンチトーストがパンパンにふくらみまくってプレートからはみ出していました。

レンジから取り出し上から見てみると、両サイドからフレンチトーストが飛び出していました。

プレートを外すと、ちゃんと焼き目がついていました。

これも反対側は焦げ目が薄め。

お皿に移して厚みを確認してみると、6枚切り食パンくらいの厚みになっていました。

卵と砂糖のやさしい甘みが引き立った味わいで、バニラエッセンスの甘い香りもしっかりと感じられます。パンは「ふわふわ」というより「しっとり」な食感で、焦げ目の部分もカリッとはしておらず柔らかめです。耳の部分は中心部と比べるとちょっと固めですが、卵液を染みこませた分、ホットサンドの耳よりも柔らかい口当たりでした。

何もつけなくても食べられますが、お好みではちみつなどをかけて食べるのもよさげ。

◆洗い方
プレートとシリコンハンドルは洗剤と柔らかいスポンジで洗い、ぬるま湯で汚れを落とします。なお、クレンザーは使用不可。食洗機にも対応していますが「劣化を早める恐れがある」とのことで、手洗いが推奨されています。

「Bake it!」は楽天の富士ホーロー公式通販サイトにて税込3035円で販売されているほか、Amazon.co.jpでは記事作成時点で税込3480円で購入可能となっていました。
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