中世イギリス文学の傑作「ガウェイン卿と緑の騎士」を元にしたダークな雰囲気の中世ファンタジー「The Green Knight」予告編が公開

1300年代後半に書かれたとされる中世イギリス文学の傑作「ガウェイン卿と緑の騎士」を元にした、2020年公開の映画「The Green Knight」の予告編が公開されました。アーサー王の甥(おい)であリ円卓の騎士の1人・ガウェイン卿を、「スラムドッグ$ミリオネア」で主役の少年・ジャマールを務めたデーヴ・パテールが演じています。

The Green Knight | Official Teaser Trailer HD | A24 - YouTube

円形の窓から差し込む光に照らされるガウェイン卿。

「In a time when honor was everything(名誉が全てだった時代)」

「when courage(勇気が)」

「made kings(王を生み出した時代)」という言葉の背後で、ガウェイン卿の顔が一気に燃え上がります。

薄気味悪い雰囲気が漂うカラクリ仕掛けのセットから……

オノを持った男の人形が現れます。

物珍しそうにセットをながめる人々。

「お前自身の話を聞かせてくれ」

「私は知っているかもしれないが」と、重々しく問いかけの言葉が響きます。ひざまづいた男の正面には、アーサー王(演：ジョエル・エドガートン)とグィネヴィア妃(演：ケイト・ディッキー)の姿。

セットの背景がカラカラと不気味に回り続けます。「何も話すことはありません」と、ガウェイン卿が答えます。

「『まだ』です」というグィネヴィア妃の言葉に、顔をあげるガウェイン卿。

「まだ、あなたは語るべきことを持っていないだけです」と、諭すように語りかけるグィネヴィア妃。

剣を手にするガウェイン卿。

ガウェイン卿は因縁を持つ「緑の騎士」を追い求め、荒野を1人で歩きます。

「私は、自分が偉大な存在ではないかもしれないと恐れています」と語るガウェイン卿は……

みじめに白骨化した自分の姿を想像します。「私たちはみな、恐れをもっている。しかし、恐れは贈り物だ」という言葉が響きます。

ガウェイン卿を見つめる美しい女性(演：アリシア・ヴィキャンデル)

水の中には……

何者かのガイコツが沈んでいました。

ガウェイン卿は「緑の騎士」と出会うために旅をして……

荒野や森の中を探し回ることに。

カラクリ仕掛けの背景が意味深に回り続けます。

狩りの獲物にナイフを突き立てる男(演：ラルフ・アイネソン)。

飛び散った血しぶきと鈍く光るオノがおどろおどろしい雰囲気を醸します。

オノを持ったガウェイン卿が見たのは……

霧の向こうから現れる何者かの巨大な手。

倒れ伏すガウェイン卿

目に包帯を巻く老女

ガウェイン卿は高貴な衣装をまとって、静かに目を開きます。

燃えさかる1枚の札

カラクリ仕掛けの背景には、オノを持った男の姿が描かれています。

人々が見つめる中、カラクリ仕掛けのセットでは2人の男が向かい合い……

緑がかった髪の男が若い男の首を切り落としました。

思わず息を飲む観客たち。

闇の中から現れた異形の存在に……

剣を構えるガウェイン卿。

「緑の騎士」は、大きなオノを持ち上げました。

「The Green Knight」は2020年夏に公開予定です。