iPhone・iPad・Macの販売数の降下が止まらない

Appleが2016年第3四半期の決算を発表しました。2016年第2四半期は前年同期比でiPhoneの売上が16%ダウンしましたが、今期も同様の傾向が見られ、iPhone・iPad・Macという3つのデバイスいずれにおいても売上が減少しています。
Apple Inc. Q3 2016 Unaudited Summary Data
(PDFファイル)http://images.apple.com/pr/pdf/q3fy16datasum.pdf
Apple's sales fall across iPhone, iPad, and Mac | The Verge
http://www.theverge.com/2016/7/26/12290408/apple-q3-2016-earnings-device-sales-chart
Apple's iPhone sales slump again as questions loom over the iPhone 7 - The Verge
http://www.theverge.com/2016/7/26/12289832/apple-iphone-sales-q3-2016
これが国別の総売上高の推移。全体的に見るとAppleの売上は前年同期比で15%減となっていますが、アメリカ・ヨーロッパ・中国・その他アジア太平洋の売上が減少する一方で、日本での売上だけ上昇しています。

iPhone・iPad・Mac・サービス・その他プロダクトごとの売上は以下のような感じ。販売台数について言うと、iPhoneが前年同期比で15%減、iPadが9%減、Macが11%減となっています。売上高について見ると、販売台数は減少しているもののiPadが7%増、App Storeといったサービス関連の収益は19%増でした。サービス関連による売上はMacの売上を越える勢いです。

IT系ニュースサイトのThe Vergeは、iPhone・iPad・Macの売上の、2014年から2016年における推移をグラフにしています。特にiPhoneの販売台数の変動が目立ちますが、いずれのデバイスも下降気味です。

さらに、2012年から2016年までの四半期ごとのデバイスの売上をグラフにするとこんな感じ。グラフは左からiPhone・iPad・Macという並びで、2015年から2016年にかけて成長がとまり、徐々にグラフが下降傾向にあることがわかります。

市場調査会社のGartnerは、2016年は世界全体的にスマートフォンの売上がゆるやかになると予測しており、収益の60%をiPhoneに依存しているAppleは、GoogleやSamsung以上に影響を受けるものと見られています。
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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log
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