メルセデス・ベンツが世界初の公共交通自動運転バスでの実走行試験に成功

これまでにも自動運転トラックなどの大型自動運転車を開発してきたメルセデス・ベンツが、自動運転トラックの「Highway Pilot」をさらに発展させた「City Pilot」という自動運転技術を搭載する「Future Bus」で、世界初となる公共交通機関としての自動走行試験を成功させました。
Future Busによる自動運転の様子は以下のムービーで確認できます。
Mercedes-Benz Future Bus - YouTube

オランダ・アムステルダムにあるスキポール空港のバス停でバスを待つ女性。

バスが来ました。

側道ギリギリで停車。

乗客が車内に乗り込んだのを確認したドライバーは、ボタンをポチッ。

デジタル式のメーターにはバッテリー残量やタコメーターだけでなく、行程を示すグラフもあります。道路表示に「PILOT(操縦)」という表示が現れると……

ドライバーがハンドルから手を離した状態で、バスが動き出しました。

このバスはメルセデス・ベンツが「未来の公共交通機関」と位置づける「Future Bus」という名の自動運転車。万一に備えてドライバーが運転席に座っていますが、運転はバスが自動で行っています。

車内はこんな感じ。広々とした空間に独立式のベンチが置かれており、近未来的なデザイン。

男性が、荷物の横にスマートフォンを置くと……

ワイヤレスで充電開始。

カーブも見事に曲がるFuture Bus。この自動走行試験はハールレムまでの20キロメートルを自動運転するというもの。最高時速は70キロメートルとなっています。

デジタルメーターには、「Tunnel begin(もうすぐトンネル)」という表示が現れました。

その通りにトンネル入り口にさしかかる自動運転バス。Future Busは、ネットワークに接続しており走行位置を完全に把握できます。

トンネル内でももちろん手ぶら運転。

LEDのライトが車体を照らす、近未来的なエクステリアです。

次の停留所に無事到着。

ブレーキまで含めて完全に自動化されています。運転手はテスト走行を見守るだけで、基本的には何も操作をしません。

Future Busに乗り込んだ女の子。

キョロキョロと車内を見回すのも無理なさそう。

Future Busはサイドミラーではなくサイドカメラなど、複数のカメラによって周辺の状況を確認します。

発車間際のバスの前を、女性が横切ろうとしています。

フロントガラスに搭載されたカメラが女性を確認。

デジタルメーターでも女性の存在を確認できているのが分かります。

女性がバスの前を完全に横切って、前方の安全が確認されると……

バスは発車しました。

信号の状態も、しっかりと把握するFuture Bus。


20キロメートルの走行試験は、完全に成功しました。

Future Busはあくまで自動運転技術のデモンストレーション用途で開発されたバスで具体的な実用化については未定です。なお、2016年9月にドイツで行われるフランクフルトモーターショーでFuture Busは展示される予定となっています。

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