元・世界最薄スマホ「OPPO R5」に3GBメモリ版が登場、日本へ発送OKなので個人輸入してみました

Xiaomi、Huawei、Lenovoなど、大躍進を続ける中国のスマートフォンメーカーの中でも、OPPOは他とは一線を画すユニークなスマートフォンを作ることで知られています。中でも、4.85mmという圧倒的な「薄さ」を武器に、デザイン性を重視するユーザーから人気を集めた「OPPO R5」が、メモリを3GBにグレードアップして、「OPPO R5s」として新登場しました。OPPO R5sはOPPOの公式ネット通販サイト「OppoStyle」で、インターナショナル版、ヨーロッパ版、アメリカ版の3つの販路が用意され、インターナショナル版サイトでは日本への発送も受け付けているということなので、早速、個人輸入して元・世界最薄スマートフォンを手に入れてみました。
OPPO R5s Grey - OppoStyle International
https://oppostyle.com/r5s-grey
元・世界最薄のスマートフォン「OPPO R5」がどのようなスマートフォンかは以下の記事を見ればよく分かります。
世界最薄わずか4.85mmの超極薄スマホ「Oppo R5」 - GIGAZINE

リンゴやスイカをぶった切り、クルミをかち割り、さらには自動車に踏まれても平気なR5の様子は以下のムービーで確認できます。
The R5 - Does it SMASH? - YouTube

この凶悪なまでに薄く強固なスマートフォンR5に、3GBメモリを搭載した新モデル「R5s」が2015年8月末に登場しました。R5sはOPPOの公式ストアOppoStyleで購入でき、なんと日本への発送も可能。というわけでさっそく注文したところ、約1週間でR5sが到着。なお、運送会社はFedExで送料は無料でした。

中からOPPOロゴの段ボール製の箱が登場。

その中に、R5sの箱が入っていました。FedExの箱を合わせると3重の包装と言うことで、十二分の保護態勢です。

さらに紙のパッケージから中箱を取り出して……

ようやくケースに到達。

上ぶたを外すとR5sが登場しました。

真っ先に目が行くのがその薄さ。薄さ4.85mmはかつて「世界最薄」の称号を得ていたほどで、2015年9月現時点においても「最も薄いスマートフォンの1つ」に数えられるのは確実です。

R5sは手に取ると、激薄の筐体からは意外なほどずっしり。サイズは縦148.9mm×横74.5mm×厚さ4.85mmで、重さは155g。

背面は前モデルR5の白×シルバーから黒×グレーに変更されています。剛性感はかなり高めで、「曲がるかも?」という心配はまったく無用なほど。さすがにクルミをかち割れるだけのことはあり、十分な強度を持たせている模様。

箱の中には付属品。

R5s本体、保護ケース、Micro-USBケーブル、ACアダプター、イヤホン、SIMスロット取り出し用金具、説明書が入っていました。

なお、ACアダプターは中国や香港で一般的なタイプなので、日本で使うには変換アダプターが必要です。

OPPO R5sは5.2インチフルHD(1920×1080)の有機ELディスプレイを搭載。SoCはSnapdragon 615(1.5GHz8コア)、メモリは前モデルR5から1GBアップして3GB、ストレージは32GB、バッテリー容量は2000mAh。OSにはAndroid 4.4.4 KitKatベースの独自OS「ColorOS 2.0」を採用しています。

天面にはアンテナのラインが2本。なお、出っ張ったリアカメラのせいで少し浮いています。

左側面下部にはSIMカードスロット。

底面にはマイクとMicro-USBポート。

右側面には電源ボタンとボリュームボタン。

表面上部にはスピーカーとF値2.0、83度広角の500万画素カメラを搭載しており、自撮りが大いに捗りそう。

なお、「戻る」ボタンはSamsungやXiaomiと同じく右側という仕様。

ポコっと飛び出たリアカメラはソニー製の Exmor IMX214 BSIセンサーを搭載する1300万画素。HDR機能を搭載し撮影後のピント変更も可能など、カメラ性能も高めです。

本体の薄さがあだとなってカメラの出っ張りが目立ってしまうことに。

サイドのボタンの質感は良好。金属の加工精度は高価なスマートフォンにもまったく劣ることがありません。

よく見ると、すでに保護フィルムが貼られていました。もちろんカメラやスピーカーの位置合わせも完璧で、チリやホコリなどの混入もなし。いちいち保護フィルムを貼る手間が省けるので、この心遣いはかなりグッドです。

SIMカードはマイクロサイズに対応。R5sは言わずもがなのSIMロックフリー端末で、対応LTEバンドは、FDD-LTE がBand 1/3/7、TD-LTEがBand 40となっています。

同じ5.2インチディスプレイのXperia Z3(右)と比べるとこんな感じ。R5sの方が、わずかに上下のベゼル幅が大きくなっています。

iPhone 6(下)と重ねるとこんな感じ。写真では薄さの違いはわずかに見えますが、実物を見たり触ったりすると大きな違いを感じます。

付属の保護カバーは半透明。カバーまで付属するところなど、OPPOのサービスは他社を頭一つリードしています。

カバーを装着すると上手い具合にカメラの出っ張りが消えました。ただし、カバーを付けると4.85mmの驚異的な薄さが目立たなくなるのも事実。安心をとるか、デザインをとるか、非常に悩ましいところです。

ボタン部分やMicro-USBポート部分は切り出されており操作に問題はなし。なおサイド部分は透明になっています。

初回電源起動時は初期設定画面からスタート。最初に言語の設定を行います。

「日本語」を選んで、「→」アイコンをタップ。

次は地域の設定。

しかし、残念ながら日本はないので「その他」にチェックをつけて、「次へ」をタップ。

Wi-Fi設定画面になるのでWi-FiのSSIDを選択してネットに接続します。なお、Wi-Fi設定をスキップすることも可能です。「次へ」をタップ。

「次へ」をタップ。

「次へ」をタップ。

「使用を開始する」をタップすればOK。なお、初期設定の日本語は完璧な文法でした。

これがAndroidベースのColorOSのホーム画面。ColorOSにはドロワーボタンはなく、画面にすべてのアイコンが並べられる仕様のようです。

画面上の端を下へスワイプすると……

クイックランチャーが登場。

ディスプレイ下の左端のボタンをタップすると、ウィジェットや壁紙やテーマを変更できます。

デフォルトの「ブラウザ」アプリをタップ。

GIGAZINEを表示するとこんな感じ。画像の読み込み速度も問題なし。Snapdragon 615のオクタコアのさくさく感は良好です。

R5sのインターナショナル版は、中国で販売されているスマートフォンと違って、Google Playストアを利用でき、Androidアプリをインストールできるので、独自のColorOSといえど、Android OSと使い勝手は変わりません。

もちろんGoogleサービスもプリインストール済み。Android端末利用者でも、独自OSということで身構える必要はなさそうです。

記事作成までの極めて短い時間の使用でしたが、R5sはさすがに最新の8コアSoCを搭載するスマートフォンで操作性は極めて快適。ただし、あまりにも薄い筐体のため、背面部分が発熱することと、2000mAhというバッテリー容量通りの連続駆動時間の短さは事前の予想通り。しかし、そんなデメリットを補って余りある「薄さ」というデザイン上の魅力が備わっており、所有欲を満たしてくれるスマートフォンと言えそうです。

OPPO R5sは、OPPOの公式ネットショップ「OppoStyle」で499ドル(約6万円)で購入できますが、あいにく記事作成時点では売り切れ中。メーカー公式ショップからの直販で、日本への送料も無料。発送状況などサイトで確認可能でメールでも随時報告してもらえるので、海外通販が初めてという人でも安心して海外製スマートフォンを購入できるようになっています。
OPPO R5s Grey - OppoStyle International
https://oppostyle.com/r5s-grey

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